tataraサロン

いま再びの”たたら”その3

 昨年より、たたら製鉄のエネルギー源である”たたら炭”つくりを5回繰り返し、失敗も含めながら炭の必要量を確保しました。いよいよ、たたら製鉄の窯つくりから火入れ操業に入ります。

下方部を耐火煉瓦、上方は通常のレンガをまさ土で積み上げていく。これは慶應義塾高校三年スーパーサイエンスII地球科学の授業を参考に制作を進めていきました。http://user.keio.ac.jp/~earth/ssh/jpn/pdf/h1706.pdf

2019.6/24 たたら釜”製作中・・・

2019.6/24 それらしい”たたら釜”に仕上がりました。しばらく乾燥させます。

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2019.6/24 いよいよ火入れの準備で、”たたら吹子”の代わりに市販のドライヤーの先に金属パイプを取付けて送風機の代替えとしました。まずは”たたら炭”を燃やしそれらしい作業を真似ていきます。

2019.6/14 第一回目の”たたら操業”

“砂鉄の投入”

2019.6/24 第一回目の”たたら操業”は、結果的に熱量不足により見事に失敗に終わりました。砂鉄は溶けずにガラス質の鉱物と砂鉄が混じった塊ができた。

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2019.10/4 第二回目”たたら操業”に挑戦。前回の熱量不足を補うために”たたら吹子”の市販ドライヤーを2機設置しツインターボタイプに改良した。

左右2箇所より空気を送り込む方式に改良。

2019.10/4 ”たたら送風機”ツイン仕様で炎が舞い上がる!

2019.10/4 ”たたら”送風機をツインターボにし格段に炎の勢いが増している!

2019.10/4 ”たたら釜”の解体 底に溶解物の塊が現れる!

結果的に、前回より大きな溶解物が生成されましたが”炭””砂鉄””ガラス”などもろもろの物質が中途半端な溶け方で、「鉄」といった明確な形にはまだまだ程遠い状態。温度が上がりきっていないこと、全体に熱が回りきっていないと思われる。

第3回目の操業については、たたら釜の炉心がドーム状になるまで、まさ土を円形に盛りつけ、送風口の位置を上下段差をつけて熱が廻るイメージで、再度挑戦してみます。

1000年以上の歴史ある日本文化の真髄に迫る楽しみは尽きることがありません。まだ序の口に差し掛かったようなもののような気がします。

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2019.11/10 第3回目の操業。前回の反省点を修正し熱量をどこまでアップできるのか?限界点まで挑戦してみます。

炉心を粘土で極力丸く整形してみる。
吸気口をL型および上下高さ違いに配置する。
炉心内部の炎がまわっている感じ!
炎の勢いは前回に比較して格段にアップしている!
煙突の鉄板が溶けそうなくらいの熱量が・・・これが精一杯のところか?
二時間燃やし続けて炎を落とした。溶解物が見える。

この溶解物の分析は後日。和鋼博物館に持参しさらなる対策を練っておき予定です!