木工家のこと

tataraの基本デザイン・制作指揮は、木工家の徳永順男氏がおこなっています。
徳永氏は、人間国宝 大坂弘道氏が薫陶を受けた無形文化財保持者 竹内碧外に師事し、木工芸の知恵と技術を磨いてきました。
2002年には、高い技術と精神力を持つ木工家として認められ、太宰府天満宮千百年祭に御神宝「桑木画棋局」を制作。棋盤には銀・貝・象牙・御神木などを象嵌した緻密な仕上げと意匠が施されています。

徳永工房は三木市吉川の山間の田園にあります。
そんな静かな環境の中で、一脚一脚、木と語らうように椅子をつくっています。

この木はどこからきたのか
どうやって生きてきたか
どんなかたちになりたがっているか
木の声に耳を傾け、敬い、真摯に向き合います。

そして、ケヤキを抱き抱えるように手に納め、カンナをひと振り。またひと振り。
しゅっしゅっという小気味よい音とともに、木は椅子のかたちを現していきます。
日暮れの光が差し込む工房には木のいい薫りが漂います。

基本デザイン・制作指揮
徳永順男 プロフィール

1952年
兵庫県に生まれる
1974年
岩手大学農学部卒業
無形文化財保持者 竹内碧外氏に師事
1983年
北浜セントラルギャラリーにて家具展
日本伝統工芸近畿支部展受賞
1985年
日本工芸会正会員認定
1990年
兵庫県吉川町に新工房設立
2002年
太宰府天満宮千百年祭に
御神宝「桑木画棋局」を制作
2003年
東京国立近代美術館
現代の木工家具展に招待出品
韓国清州国際ビエンナーレに招待出品
2007年
三木市芝町にギャラリー「日月くらぶ」開設