tatara撥水シリーズの使い方
ハケにしみこませてスーッと木肌を撫でるように塗り進めるだけで簡単に木部を保護&強化します。
まずはtataraの塗り方を動画でごらんください。
YouTube by RESTA
塗装工程
[3回塗布 約1時間]
およそ1時間以内ですべての作業が完了します。
特に夏期は溶剤が揮発しやすく硬化促進がすすみますので作業は素早くおこなってください。
作業途中の毛羽立ちなどは、樹種に応じてサンドペーパーで対処してください。
- tatara 撥水無機ウッドを塗工する場合は、
tatara 撥水セラミックに比べて浸透に倍近く時間がかかり、浸透の深さも浅くなります。 - tatara 撥水セラミック オイルを塗工する場合は、エゴマオイルの乾燥に時間を要します。
- 撥水シリーズと輪ジミ・アク止め下地剤やセラミックHDの併用については、各塗装説明書をご覧ください。
- 準備
-
作業前に水拭きなどで木部表面をできるだけきれいに拭き取り、木粉・毛羽を落としてください。
木材表面の水分が十分乾燥してから作業をはじめてください。- ヤケ止め塗料については、ヤケ止め防止剤が容器の底に沈殿していますのでよく振ってからご使用ください。
- 輪ジミ・アク止め下地剤の容器内の安定剤ペレットは、容器内に残したまま塗料のみご使用ください。
- 1回目
-
塗料を刷毛にたっぷり含ませ均等に塗布してください。
木口はすぐに吸い込んでしまうので多めに塗布してください。
塗布後、15分程度放置してください。表面の塗料はすべて木部に沈み込みます。- 着色する場合は、当方ではワシン/ポアーステイン水性顔料系着色剤を推奨しております。
1回目には着色剤を塗工・拭き取りして十分乾燥した後、2回目の工程に進んでください。
- 着色する場合は、当方ではワシン/ポアーステイン水性顔料系着色剤を推奨しております。
- 2回目
-
1回目の半分程度の量を塗布してください。
塗布後、1回目と同様に15分程度放置してください。表面の塗料は木部に沈み込みますが、表面に塗料が残りテカリがある場合は、整える程度に軽くウエスをかけてください。 - 3回目
-
2回目より少ない量を塗布してください。
塗布後、2回目と同様に15分程度放置してください。
表面に塗料が残りテカリがある場合は、整える程度に軽くウエスをかけてください。
また、塗料の吹き戻しの可能性もありますので(特に堅い広葉樹)、1時間程度後に表面を確認し、吹き戻しがある場合は軽くウエスをかけてください。
含浸しきれない塗料をそのままにしますと、テカリが残ったまま硬化したり、ザラつきの原因になります。- 木材表面が毛羽立ちザラつくようでしたら、必要に応じてサンドペーパー(#400〜#800程度)で毛羽を落としてください。
- 塗装後は表面はベタつきがありませんが、内部に浸透した塗料は約1週間かけて徐々に硬化し、性能を発揮するのはそれ以降になります。1週間程度は水拭きや過度なご使用はお控えください。
塗工後のメンテナンス
仕上がった表面は日常的にウエスで乾拭きしていただきますと、次第に色艶が増してきます。
漆に似た特性があり、2〜3ヶ月を目安に時間が経過すればするほど、結合性能が上がります。
気になる汚れがあるときは水を固く絞った布できれいに拭きとってください。
食卓テーブルなど1日に何度も水拭きしますと、表面のケイ素が徐々に剥がれてきて、カサつきがでたり、白っぽく毛羽立ってきます。その場合は、表面の汚れを拭き取り十分に乾燥させた上で、ウエスに撥水セラミックを含ませ、全体的にひろく拭き込んでいただくと美しく復活します。